<2021年6月>
前回シフトレバー下のオイルのメンテナンスをした際には、シフトレバーを抜いて中を確認し行っています。
その際見て思ったのは、シフトレバーには金属のシフトレバーの周りに、樹脂パーツが結構ついているものだという事です。
レバーの先端部分。
レバーの支点となる部分。
レバーの方向を決めるパーツ。
このように樹脂パーツが多く付いていることがわかりました。現状は問題なくシフトチェンジできているのですが、樹脂ですから寿命もあるでしょう。特にオイルに浸っている部分は変色していてあまりよくないような気がします。
調べてみると樹脂パーツは新品が入手できます。
そこで今回、新品が入手できるパーツに関しては交換しておくことにしました。
これはパーツリストでは「ブッシュ」と呼ばれているパーツ。レバーの側面についているのですが、ちょっとコジるだけで外れます。
見るとわかるように、はめ込んであるだけです。
パーツリストでは「スプリングシート」となっていましたレバーの先端につく樹脂。
ペンチで絞るようにして外すと簡単に取れました。
それぞれ新品が入手できたのでレバーに装着。付けてみるとかなり色が違います。
樹脂パーツの番号。
「ブッシュ」M501-17-515と「シートスプリング」0398-17-462A
他のパーツも見ておきます。
シフトレバーに付くゴムカバーは、よく確認すると亀裂が入っていることに分かりました。この部分はレバー操作でゴムにとってはきつい動きを強いられるため、亀裂が入り最終的に割れてしまうのでしょう。ゴムが割れるとミッションオイル独特の変な匂いが車内に入ってしまうようなので、亀裂等を見つけたら早めに交換した方が良いと思われます。
名称は「カバープレート」?でよいのでしょうか。外す時は上の部分を少し切り、引き抜き易いようにしてから矢印方向に引っ張ります。
予想外にすんなり抜けてくるものでした。因みに抜く際はシリコンスプレーをかけておくと楽ですね。
ゴムのカバーを外すとリング状の樹脂と、波打ったリング状のスプリングも外す事ができます。
新品のゴムカバーを入れる際は上方向から。やはりシリコンスプレーを吹いておき、新品を滑らせて入れます。
ゴムカバーを入れる際は、先ほどのリング状の樹脂と波打ちスプリングが入っている事を確認してからです。
リング状の樹脂パーツ。
今回は矢印の樹脂パーツの個別品番がわからなかったので、これについては再使用しています。
変色もしていないし大丈夫だろうと思い、レバーに組み込んでしまいました。
※後日番号がわかったので購入だけしておきました。
純正品番:「R5021-7492」で良いと思います。
このゴムカバーはボルト3か所で留めるのですが、よく見るとデザインが違うようです。シフトレバーの動きに合わせ、部分的に補強されているのか、ゴムの厚みが場所によって変えられています。どの向きに付けるのかがよくわからず、分解時の写真を見て、「M513」が刻まれている方を前にしてセットしています。(どの向きでもあまり変わらないように見えます。)
ゴムのカバー。カバープレート?パーツレベルにはブーツと記載されています。
シフトレバーのインシュレーターも交換します。このゴムが切れると外気や汚れが室内に入ってしまいます。
良い機会ですから交換しておきます。
問題なく新品が入手できます。古い車になるとゴムパーツの入手が難しくなりますが、こうして問題なく入手できるのは本当に助かります。
これでこの部分もしばらくメンテナンスはいらないでしょう。
最後にオドメーターの数値ををメモしておきます。