ブレーキフルードの交換(2023車検)

<2023年4月>

車検に向けて、今回はブレーキフルードを交換しておきます。
写真は現在のマスターシリンダーとタンクですが、中のブレーキフルードを見てもあまり汚れていないような感じではあります。

これは過去にメンテナンスをやってきた他車の写真ですが、車検前のメンテナンスを行う際のブレーキフルードは概ねこの程度黒く変色しているものです。

 

今回はこの程度です。やはり距離(使用頻度)で汚れ具合もかなり変わるものなのでしょう。

 

こちらはクラッチマスターです。
ブレーキよりは少し黒くなっているような気がします。こちらも今回交換する予定です。

 

フルードの吸い取り
タンク内の余分なフルードを吸い取っています。ブレーキマスターのタンクですと50CCのシリンジで3回吸い取れば除去できます。

 

後輪の右側の状態。
前回の車検で前後のキャリパーは取り外して分解しオーバーホールしています。
今回は見たところキャリパーの状態も良く、フルードの交換のみで大丈夫と判断しました。合わせてゴムホースも点検しておきましたが、ひび割れも無く次回車検まで問題なく持ちそうです。


うす暗く、とても狭い車庫の中で4輪を外し、フルード交換を一人でやるのは少々大変なのですが、この作業はやっておかないといけないものですからやるしかありません。
タイヤを順番に外して、後輪左、後輪右、前輪左、前輪右の順でフルード交換を行います。ホースをセットして運転積に入り、ペコペコブレーキを踏んで古いフルードを排出します。一人での作業ですからワンウエイバルブの付いた交換ホース一式は重宝します。

 

フロント右の状態
フロントブレーキ周りもきれいなものでした。ローターに段付きも出ていません。


キャリパーもきれいです。こちらもフルード交換のみで大丈夫だと思います。

 

フルードのタンク
一人での作業ですから、フルード補充のタンクも設置しないとフルード切れを起こしてしまいます。
前回の車検時に補充タンクを固定する際に、マスターシリンダーのタンクを傷物にしてしまったので、今回は上から吊るす補助のゴムひもを付けています。こうでもしないとまた傷を増やしてしまいそうです。

クラッチフルードの交換
ブレーキフルードの交換が終わり、次にクラッチフルードです。同じように余分なフルードを吸い取りタンクを空にします。

 

レリーズシリンダーからフルードは排出されますから、私のように平地でメンテナンスをする人は、前輪の右タイヤは外して作業をすることになります。タイヤが無ければこのようにシリンダーに直接手が届きますから、8ミリのレンチをもってバルブを緩めればフルードが排出されます。
このシリンダーも2020年に交換しています。まだ持ちそうです。

 

タイヤハウスから見るとこのように奥まっていますから、しっかりと位置を把握してライトをもって潜り込まないと見えないかもしれません。

 

交換後のブレ―マスターシリンダー。
少しだけきれいになったような気がします。

 

同じく交換後のクラッチマスターシリンダー。
透き通った透明感が無いように見えます。少し前に買い置きしていたフルードだから、透明度が失せてしまったのでしょうか。でも新しいフルードなのは間違いありませんからこれでまた2年乗ってみる事にします。

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