<2025年8月>
カーペットの補修

運転席側のカーペットの補修を行います。この部分は、この車を購入した時から少し口が開き気味になっていて、少々気になっていた部分でした。

少し前になりますが、ここまで酷くなる前に、補修できないものかとディーラーの方に見てもらった事もあったのですが、「こんなものでは?」という見立てで、この車の構造的な弱点なのかな?と自分で納得し放置していました。
しかしここに来て、カーペットがかなり広がってきて、内部が大きく見えてきた事もあり、さすがに放置することも出来なくなってきました。
フロアカーペットはスカッフプレートやドアトリムに挟まれるようにして固定されているようですが、その固定する部分が緩んでしまったようです。

あまりに開いてきたので、今回はとりあえず開いた部分を閉じる事が出来れば良いかと思い、簡易的な補修をすることにしました。
まずは金属の板(スカッフプレート)のビス4本を緩め中を確かめ、構造を確認して補修方法を考えます。
しっかり固定されている部分を見ると、フロアカーペットはこの樹脂のクリップみたいなものに金属のピンに留められ、そのクリップをスカッフプレートで蓋をして固定し、カーペットがずれないように維持しているようです。

ダメになった部分のクリップを外して良く見ると、一般的なホッチキスのもっと太いタイプのピンで固定されれているようで、クリップにはホッチキスで開けたような穴があります。カーペットを確認するとピンの残骸も残っていました。

今回カーペットが口を開けてしまったのは、カーペットの経年劣化や、乗り降りの際に靴でカーペットを蹴ってしまった事などいろいろでしょうが、 とりあえずカーペットをこのクリップで再固定する事ができれば、今よりはマシになるはずです。
大きなホッチキスは持っていないので強力両面テープで固定を試みます。カーペットが少し短くなっていても良いように、裏に黒いビニールレザーを当てがい、すき間が目立たないように補修していく事にしました。
ビニールレザーを適当な大きさに切り、クリップとカーペットの間の裏側にテープを貼り接着していきます。

強力両面テープを使い、クリップとビニールレザーを貼り付けます。
幸いなことに二つとも両面テープのくっ付く素材のようで、結構強力に張り付いているようです。

そしてカーペットとビニールレザー、クリップを合わせて、更にずれる事の無い様、所々に強力両面テープを使い接着しています。カーペットは引っ張って貼ると、靴で蹴ったりすることにより、またずれてしまいそうなので、ちょっと緩めになるべくボディに這わせておきます。
スカッフプレートを被せてみるとカーペットのすき間が辛うじて見えない程度に固定されています。

ほとんどすき間もなくなりましたので、これでしばらく様子を見る事にします。今後乗り降りする際にはカーペットを蹴らないように気を付けることにします。
でも今回のカーペットの口開きは、NAロードスターに限らず発生してしまうものなのでしょうか?、それともたまたま私の車だけなのでしょうか?
何れにせよ、もしまた口が開いてきたら、次は純正同様にピン等でしっかり固定する方法で対処すればよいかと思っています。

後日・・
手前の補修は良かったものの、奥の部分(ペダル付近)がフロアマットを踏むことにより引っ張られ、またもやすき間が開いてしまうという事になってしまいました。
今回開いてしまった奥の部分は、前回の補修では簡単に処理してしまった部分で、しっかり固定していなかったところでした。
手抜き補修はやはりいけません。マットを踏むとカーペットが開くという事は、カーペットが全体的にずれているか、縮んでしまったという事なのでしょうか?
この暑い最中(9月で気温=36°)また狭い車庫で修理をするもの大変です。車も古くなってくるといろいろ壊れて面倒ですねぇ。
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